5回目参加受講生にも高満足度の育休後復帰セミナーで訴えたい「甘い罠」

<「育休後復帰支援セミナー」受講者評価結果(川崎市男女共同参画センター様主催)>

 

◇リピート登壇:コロナ禍前の初登壇時に、わかりやすかったという受講者の感想と、また、山口理栄先生からも名前を出して頂き再度ご依頼を頂きました。昨今、育休制度の取得可能年数の限度まで利用するケースを耳にします。私は、これは夫婦にとって、実は「甘い罠」と考えています。今、日本女性の賃金は男性の75.2%で、まだまだ両立途上国です。育休期間が長ければこの間に積まなければ得られないキャリアが得られず、昇進、遠い将来では年金受給額などにも影響が出てきます。ウクライナ危機の経済影響、コロナ禍、地球温暖化による大型化する災害被害など様々リスクが増える中、夫婦ができる限りキャリア形成に差がないよう働い続けることが、生活のリスクヘッジになり、キャリアを担保としてより安心な生活が送れると思います。長い休業中の妻に、暗黙のうちに家事育児の負担が多くかかり、復帰してもその傾向が続く可能性もあります。また、「育休制度は福利厚生ではなく、働きたい人が長く働き続けるための制度」だということを、ちょっと厳しめにお話しました。

 

◇受講者アンケート回答:

 ①満足度―「良かった・まあ良かった」合計で100%

 ②受講者の声―『育休復帰セミナーはこれまで4回受講したことがありますが、今回の講座ではキャリア形成や夫婦間の情報共有に重点が置かれていて考えるいい機会になりました。 いい意味で働き続けることの厳しさを教えていただき 気を引き締められた。』『ブレイクアウトルームを使って、参加者の交流が出来たのは良かったです!。』『育休復帰者への実践的なアドバイスであった。夫婦で話すきっかけになりました。』オブザーバー参加の大手人事担当者からは、『コロナ禍で在宅勤務制度、フレックスタイム制導入企業が増えているので、育休自体の取得意味が薄れている。』とコメント。

 

 

 

◇出席者:今回はZOOM開催で9人出席。内4人はパートナー同伴出席。大手企業人事担当者もオブザーバー参加。

 

◇内容:出社時の留意点、タイムマネジメント、上司との職場復帰面談、パートナー・家族、同僚とのコミュニケーション、自身のキャリアについて。

 

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